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  はじめに

  
こどもの弱い点を理解する

  日々の関わり方の
  視点を変える


  行動の結果を頻繁に
  明確に示す


  単純な課題で注意を
  持続する


  動きのある課題で注意を
  持続する


  プリント課題で注意を
  持続する


  短期記憶を伸ばす

  思考力を伸ばす

  衝動的な発話を抑える

  動きを抑制する力を伸ばす

  テンションを上げすぎない力

  枠を決めてきっちり対応する

  コラム:怒りを制御する力を
       評価するポイント


  成長を見逃さない

  薬の利用について


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 多動や衝動性をコントロールする力を養う

 日々の関わり方の視点を変える


  こどもが多動性や衝動性から問題行動を示したとき,保護者や先生は注意したり,制止したり,なだめたり,といった対応を取ると思います。自他の身体に危険が及ぶような逸脱行動は制止する必要がありますが,逸脱行動を示すことで過度に注目されたり,周囲が騒がしくなってしまうと逸脱行動を強めてしまう可能性があります。

  ADHDなどの診断を受けたこどもが問題行動を示したとき,多動性や衝動性が強いためと説明されます。これは『こどもの弱い点を理解する』で解説した特性になりますが,これらの弱い点に加えて,周囲の対応によって問題行動が強められています。

  日々のこどもとの関わりでは,少し視点を変えることが大切です。どのように視点を変えるかと言うと,“多動性や衝動性が原因と考える問題行動を無くす(少なくする)”という考えから,“落ち着いて過ごすことができる時間を増やす”という点を重視するようにします。

  同じことと考えるかもしれませんが,こどもが示す様々な問題行動にのみ意識がいってしまい,疲れきっている保護者がいます。問題行動だけを気にする様になると,こどもが少しでも良くない行動をしたら大きな声で叱責したり,過剰に反応してしまいます。そうすると,問題行動に対して過剰に反応されるので,さらに問題行動が強まり,保護者の悩みも増えてさらに気になる,といった悪循環に陥ってしまいます。親子関係や家庭の雰囲気が悪くなったり,こどもが自信を無くしたりといった更なる問題につながる可能性もあります(二次障害について)。

  様々な問題行動を示すこどもも,1日中問題行動を示している訳ではなく,普通に椅子に座っている時間や,静かにご飯を食べている時間,テレビを見ている時間があるはずです。そういった普通に過ごしている時間,当たり前に過ごしている時間に注目してあげることが大切です。こどもが椅子に座ってお菓子を食べているときに,それを当たり前と考えずに,「静かにお菓子食べて偉いね」,「落ち着いて食べてるね」,「お母さん嬉しいよ」などと言って微笑みかけ注意を向けてあげます。「偉い」と言って頭をなでてあげるだけでも良いです。普通に過ごしている行動に注目し,認めてあげ,強化して伸ばしていきます(他行動分化強化)。普通に過ごしている時間が増えてくると,自然と問題行動は減少します。

  このように,多動や衝動性からくる問題行動よりも,自然と普通に過ごしている時間に注目するように視点を変えることが日々の対応における出発点です。普通に過ごす行動を頻繁に,積極的に注目し強化していきます。悪い行動には目が行きやすいですが,良い行動,普通の行動に注目するのは中々難しいので練習が必要です。こどもがたくさん持っている良い部分に注目できるようになると,親子関係も良くなっていきます。具体的な強化の仕方や工夫,問題行動への対処方法については,また解説します。







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