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  動きのある課題で注意を
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 多動や衝動性をコントロールする力を養う

 プリント課題で注意を持続する


  『衝動的な反応を抑えて課題に取り組む』ために,書きやプリント課題を用いることがあります。

  書き課題では衝動性が強いと雑に書いてしまうことがあります。1つのポイントは,落ち着いて,ペン先に注意を向けて,決められた課題を正しく行う,ということです。すばやく行うこと,量をこなすことよりも,正しく正確に行うことに重点を置きます。

  こどもの運筆スキルに合わせて課題を考えますが,1cmから2cmのコースをはみ出さずにゴールまで進むという課題を良く行います。まずは直線に近い短い距離から始めます。「ゆっくりはみださないように進みます」という説明を強調して「ゆっくり,ゆっくり」と声をかけながら進めていきます。運筆スキルが低くコースをはみ出してしまうことは衝動性と関係が無いので,こどものスキルで正しく取り組める程度のコースの大きさにします。

  こどもの視線がプリントやペン先から離れたり,突発的な動きを見せたり,速くゴールまでいこうと急いだりするとコースをはみ出してしまいます。プロンプトは,プリントやペン先を見続けること(「ここ見て」と声をかける,プリントをコンコンと叩く),ゆっくり進むこと(「ゆっくり」と声をかける,進む少し先に指を置いて移動していき速く進めないようにする,こどもの手に軽く手を添えて速く進む動きを緩やかに制止する)を中心にします。

  コースをはみ出してしまうと誤りとして,消しゴムで消してはみ出したところからやり直させます。短いコースなら,はみだしたらスタートからやり直させても良いです。これは,衝動的な反応をすると負担が掛かるという結果を伴わせるためです(負の強化)。はみだす回数が減少したり,視線が逸れることが減ったり,落ち着いて取り組める距離が長くなったら,しっかり褒めて強化します。

  難易度を高めるには,コースの幅を狭くする,コースを長くする,曲がりくねったコースにする,はみ出したらスタートからやり直させる,コースの周りに色々な絵を描き注意が逸れやすくする,などが考えられます。

  関連する課題として,枠の中にきれいに色を塗る,正確な線や図形を書く,点結びや線なぞりを正確に行う,などです。スモールステップで徐々に難易度を高め,ゆっくり正確に行うという点に重点を置いて取り組んでいきます。

  これらの書き課題に正確に落ち着いて取り組むことができるようになることで,衝動性を抑えて単純で視覚的なプリント課題に取り組む力を養うことができます。





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