みどりトータルヘルス研究所
                                                                      
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  はじめに

  行動療育と日々の生活の中
  での教育的な関わり


  こどもの反応性を高める

  言葉の指導を始めるとき 1

  言葉の指導を始めるとき 2

  言葉の指導を進めるとき

  名詞や動詞を増やそう!

  抽象的な言葉や感情を表す
  言葉を伸ばそう!


  日常生活での声かけについて

  出来事を報告するスキル 1

  出来事を報告するスキル 2

  象徴遊びを練習する

  学んだ行動を使う環境作り

  できることを増やすという視点

  失敗してもチャンスを与えよう

  こどもの良い面に注目する

  こどもとの良好な関係を築く

  保護者もリフレッシュが大切

 






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 日々の生活の中での教育的な関わり

 言葉の指導を始めるときの家庭での関わり 1


  無発語のこどもへの言語訓練を始めるとき,まずは人とやり取りすることの意味を教える必要があります。

  行動療育で言葉の指導を行うとき,そのこどもに合った他者に要求するスキルを指導するところから始めることが多いです。なぜかと言うと,指導前から何かしらの形で人に要求していることがあり,人に要求する場面は日常の中で多く,要求を通すことで強化しやすいためです。

  クレーン行動での要求や,指差し,絵カード,写真,そのこどもが発することのできる言葉(「ばばば」,「ぱぱぱ」),欲しいものの名前(「おちゃ」,「うどん」)などを用いて要求することを指導します。欲しいものがあるときに自分で取るのではなく、人に何かしらの形で要求するというワンクッションを入れるようにします。相手の目を見て『欲しいものの名称+ちょうだい(ください)』と言えることを目指して,簡単な要求スキルからより社会的な要求スキルを教えていきます。

  日常生活で取り組んで欲しいことは,保護者が先回りして動かずに,現在標的としている要求スキルをこどもに使わせるということです。つまり,要求することが必要な環境を作り,人に要求する意味を教えます。日々こどもと接していると,こどもが何を欲しいか大体分かると思います。その時に保護者が先回りして「はいはいお茶ですね」と言ってお茶を渡してあげると,『お茶が欲しい』ことを要求する必要がなくなり,要求スキルが定着しません。また,自分でお茶を取って飲むことができる環境でも,要求する必要はなくなります。

  まずは人に要求しないと欲しいものが手に入らないという環境作りが大切です。お茶を自分では手に入れることができないようにして,こどもが要求してくるのを待ちます。お菓子を棚の上に置いたり,ジュースの蓋を固く閉めたり,いつもよりコップに入れるお茶の量を少なくしたりして,人に要求する必要がある環境を作ります。人に要求したら欲しい物が手に入る(要求しないと手に入らない)という機会を増やして,人に要求することの意味を教えます。

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