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  はじめに

  行動療育と日々の生活の中
  での教育的な関わり


  こどもの反応性を高める

  言葉の指導を始めるとき 1

  言葉の指導を始めるとき 2

  言葉の指導を進めるとき

  名詞や動詞を増やそう!

  抽象的な言葉や感情を表す
  言葉を伸ばそう!


  日常生活での声かけについて

  出来事を報告するスキル 1

  出来事を報告するスキル 2

  象徴遊びを練習する

  学んだ行動を使う環境作り

  できることを増やすという視点

  失敗してもチャンスを与えよう

  こどもの良い面に注目する

  こどもとの良好な関係を築く

  保護者もリフレッシュが大切

 






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 日々の生活の中での教育的な関わり

 名詞,動詞,状況を表す言葉を増やそう


  こどもが覚えるべき言葉は数多く,限られた療育場面で全ての言葉を指導することはできません。そのため,日常生活や集団活動の中で,自然と様々な言葉を獲得していかなければならず,行動療育ではそのような学習する力を養うことが1つの目標になります。

  自然とこどもが様々な言葉を学習していくのを期待しますが,その自然な学習を促進するように日々の関わり方を工夫することも大切です。

  まず,名詞や状況を表す言葉に関しては,日々の生活の中で,どんどん言葉に出して言って聞かせます。外を歩いているときならば,「ポストがあるね」「赤いポストだね」「車がいっぱい」「救急車が走ってる」「雲が大きいね」「鳥が飛んでるよ」など,目に付くものの名称や状況をどんどん言葉にして聞かせます。買い物中なら「りんごがあるよ」「真っ赤なりんご」「おいしそうなりんご」「りんごがいっぱい」「人が並んでるね」「順番に並ぼう」「お金を払います」「袋につめるよ」など。その時のこどもの語彙力や聞き取るスキルに合わせて,言葉にします。指をさして「りんご」だけでも良いです。

  こどもが知識として獲得する可能性を高めることを考えると,まず対象にこどもの注意を向けて(名前を読んだり,「○○君見て」と指を指して視線を向かせる),ものの名前を明確に言い(母:「りんごだね」),摸倣させて(こども:「りんご」),強化する(母:「そうりんご,おいしそうだね」)という関わり方をすると良いですが,日常生活でそのようなやり取りをその都度するのは難しいと思います。そのため可能な範囲で「あれ見て,りんご」などと言って少し注意を向かせ,こどもが嫌がらない程度にどんどん名称や状況を言葉にして聞かせ,覚えてくれたラッキー程度に思っておくと良いと思います。

  動詞に関しても同様に,こどもの動作を動詞として言葉にして聞かせます。その時こどもが使うと良いと思う言い方で言ってあげると良いです。例えば階段を上るとき「上りましょう」,「上ってください」よりも「上ります」や「階段を上る」とこどもが言った方が自然なので,そのように言います。「○○してください」という指示を理解させるのではなく,こどもの動作を言葉にするということです。「ボタンを押します(押す)」「入れます(入れる)」「食べます(食べる)」「歩きます(歩く)」など,日常生活でのこどもの動作をこどもが嫌がらない程度にこどもの言語スキルに合わせて言葉にして伝えます。

  PRT(Pivotal Response Treatments)では『遊びにナレーションをつける(narrate play)』と言いますが,こどもと遊ぶときにナレーションをつけて遊んであげることも言葉の拡がりにつながります。りんごを切って遊ぶときに「りんごを切ります」,ブロックで家を作っているときに「お家作るよ」「大きなお家を作ります」などと遊びにナレーションをつけます。遊びの動作や状況を言葉にして言い聞かせます。

  このように,日常生活の中で,名詞や動詞,状況を表す言葉をこどもが嫌がらない程度,こどもの言語スキルに合わせた形で言葉にして言ってあげることで,こどもの語彙力や報告言語行動(タクト:他者に報告する言語行動)の向上につながります。



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