みどりトータルヘルス研究所
                                                                      
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  はじめに

  行動療育と日々の生活の中
  での教育的な関わり


  こどもの反応性を高める

  言葉の指導を始めるとき 1

  言葉の指導を始めるとき 2

  言葉の指導を進めるとき

  名詞や動詞を増やそう!

  抽象的な言葉や感情を表す
  言葉を伸ばそう!


  日常生活での声かけについて

  出来事を報告するスキル 1

  出来事を報告するスキル 2

  象徴遊びを練習する

  学んだ行動を使う環境作り

  できることを増やすという視点

  失敗してもチャンスを与えよう

  こどもの良い面に注目する

  こどもとの良好な関係を築く

  保護者もリフレッシュが大切

 






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 日々の生活の中での教育的な関わり

 出来事を報告するスキル 1 具体的な出来事


  保護者からの相談事の1つに,園での出来事を上手く報告できないというご相談があります。「今日何があった?」「幼稚園で何した?」と質問しても上手く答えられないというものです。

  こちらが質問した出来事や状況を上手く言葉で報告するということは大切なスキルです。園や学校の様子が分かるということだけではなく,例えば,怪我をして帰ってきたときになぜ怪我をしたのか,友達とトラブルがあったときにどういう理由で揉めたのかを報告することにも関係します。これらを上手く報告できないとトラブルを解決することができなかったり,困りごとやこどもが感じていることを理解することが難しいです。また,上手く困りごとなどを報告できると,その時の問題解決スキルを教えてあげることもできます。

  しかし,その時何があって自分はどういう風に感じたか,どういう理由でどういう行動をしたか,と報告するのは簡単ではありません。聞かれたことを理解し,その時の状況や考えたこと,自分や周りの人の行動を思い出し,上手く言葉で報告する,というスキルが必要になります。「幼稚園で何した?」と聞かれても,色々なことを行っているので何を報告したら良いか分からないかもしれません。

  これらのスキルを養うために,家庭で少しずつ練習していくことができます。まずは直前にあった答えやすいことを報告する練習をします。例えば,ご飯を食べた後,お風呂に入った後,歯を磨いた後,買い物から帰ってきた時,玩具で遊んだ後に「今何した?」,「さっき何した?」と聞きこどもに答えさせます。「ご飯食べた」,「積木で遊んだ」などと答えられたら「ご飯食べておしかったね」,「積木楽しかったね」などといって褒めて上げます。

  そして徐々に答えの幅を拡げ,時間的も離していきます。答えの幅を拡げるためには,食事後に「さっき何食べた?」と質問して,「ご飯とお味噌汁と卵焼きと・・・」と食べたものを答えさせたり,買い物後には「お買い物で何買った?」と質問して答えさせたりします。最初は全て答えられなくてもよいので,ある程度答えられたら残りは教えてあげます。買い物後であれば,買ってきたものを見せてあげて確認しても良いでしょう。

  時間が離れた出来事を答えさせる質問としては,お出かけした日の夜に「今日どこに行った?」と聞いて「公園に行った」と答えさせたり,ご飯を食べて2-3時間してから「お昼ご飯何食べた?」と聞いたりします。

  これらを組み合わせ,時間的に離れた状況を詳しく報告するスキルを養っていきます。「お父さんと○○公園に車で行った」「お昼は○○を食べた」「○○して遊んだ」「滑り台でお友達にぶつかった」など具体的に経験した様々な出来事を報告する力を養います。

  そして,漠然とした質問に対してポイントを抑えて答える練習をしていきます。特に印象的な出来事などのヒントを出し答えさせたり、具体的な質問から漠然とした質問に変えていったりします。先の答えを答えさせるためには,まずは「お父さんとおでかけしてお昼は何を食べた?」「滑り台で何があったっけ?」などと具体的な質問から始め,「今日は何した?」「どんなことがあった?」という漠然とした質問に答えられるようにしていきます。

  答え難い質問をしてこどもにがんばらせ過ぎると,こどもが質問されるのを嫌がってしまうので,最初は早めに答えを教えてあげると良いです。1つポイントは,同じ質問を繰り返し行うと言うことです。最初は答えられなくて,保護者が教えてあげないといけなかったとしても,繰り返し同じ質問をしていると,上手く答えられるようになります。

  新しい場所などにお出かけする場合は,パンフレットを取っておいたり,携帯電話で写真を撮っておいて,それらをヒントとして見せてあげると答えやすいです。



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