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【カウンセリングルーム/こども行動療育教室】 〒541-0041大阪市中央区北浜3丁目5-19 淀屋橋ホワイトビル5F TEL.06-6203-2410 |
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勉強ノート目次 |
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個別療育の進め方 | ||
![]() 日々の活動や友達との関わりといった経験から多くのことを学習するためには多様な認知スキルが必要となります。注意や抑制の弱さがあるこどもの認知スキルを伸ばすにはどうすればよいか考えていきます。 薬物療法や特別な治療を受けることも考えられますが,認知スキルが必要な課題や活動,遊びを通して多様な認知スキルの成長を促していきます。注意力を伸ばすためには注意が必要や課題や活動,記憶力を伸ばすためには記憶する必要がある課題や活動,思考力を伸ばすためには思考する必要が有る課題や活動,抑制する力を伸ばすためには動きや発話を抑える課題や活動を行います。 神経衰弱やけんだま,だるまさんが転んだといった遊びは,様々な認知スキルを楽しく養うことができます。ルールのある遊びを最後まで逸れずに遊ぶということも良い練習になります。 ADHDと診断を受けたこどもでも注意力やワーキングメモリーは伸びていきます。多くのこどもたちは遊びや活動を通して認知スキルを高めていきますが,特に弱さを抱えているこどもに対しては段階的な取り組みを継続的に行う必要があります。 これは応用行動分析学(ABA)に基づいて様々な行動を指導することと大きく変わりません。日常生活動作(ADL)や言葉は,無理のないところからスモールステップで成功体験を通して学んでいきますが,認知スキルを対象とした課題や活動も同様です。苦手なスキルでも使えば使うほど成長する可能性はあります(行動も経験すればするほど定着していく)。特定の認知スキルと関係し,本人にとって難しすぎない遊びや活動から段階的に取り組んでいきます。弱いところを標的とするので,こどもにとっては苦手な課題になることがあります。できれば楽しく前向きに取り組めるように工夫して進めていきましょう。 課題内容やがんばることができる程度は,慎重に見極める必要がありますので,こどものことをよく知る専門家に相談してみるのも良いかもしれません。 <<前の頁へ 次の頁へ>> 行動的支援勉強ノート 目次 参考図書 おすすめ図書 みどりトータルヘルス研究所 こども行動療育教室 みどりトータルヘルス研究所 カウンセリングルーム |
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