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 行動的支援勉強ノート

 行動や活動のレパートリーを増やす


 
 行動療育や日々の教育的支援で優先的に考えないといけないことは『行動レパートリーを増やす』,『活動レパートリーを増やす』ということです。行動レパートリーを増やすということは『できることを増やす』ということです。活動レパートリーを増やすということは『取り組める活動の幅を拡げる』ことです。例えば,走る,お話をする,着替える,絵を書く,買い物をする,公園で遊ぶ,電車に乗る,映画を見る,プールで泳ぐ,お手伝いをする,など様々な行動や活動がレパートリーとして考えられます。

  活動レパートリーも行動レパートリーに含まれますが,分かりやすいように分けて解説します。

  なぜ,『行動や活動のレパートリーを増やす』ということが大切かというと,発達障害のある人たちの生活の質(QOL)や問題行動を考える際に重要となるからです。『楽しさ』や『達成感』が感じられる行動や活動が増えれば,QOLの向上につながります。できることが増えることで弱まっていく問題行動はたくさんあります。

  よく相談機関で,「余暇活動を増やしましょう」と言われることがあります。様々な側面からこども達の成長を支援していきますが,
『行動レパートリーを増やす』『活動レパートリーを増やす』ということは教育的支援やこどもの成長を考える時に優先されることであり,将来を見据えたときに重要となるテーマです。

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