【カウンセリングルーム/こども行動療育教室】 〒541-0041大阪市中央区北浜3丁目5-19 淀屋橋ホワイトビル5F TEL.06-6203-2410 |
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勉強ノート目次 |
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日々の生活の中での教育的な関わり | ||
言葉の指導を始めるときの家庭での関わり 2 次に言葉の指導を始めるときに大切にすることの1つは,『発語の頻度を増やす』ということです。意味のない言葉や笑い声,喃語で良いので,とにかく1日の中で出る言葉を増やしていきます。 意味のある言葉を教えていくためには,まずは言葉を出やすくしていきます。発語の頻度と種類が増えていれば,意味のある言葉に形作っていきやすいです。意味のない言葉でも出していればより出やすくなり,音の種類も増えていきます。 前頁でも解説したように,要求場面をたくさん作るということも1つです。要求時に「あー」と声を出したら要求が通るようにすると(ふたを開けてもらえる,お菓子をもらえるなど),要求場面で声が出やすくなります。少し意地悪ですが,お菓子を届かない場所に置いたり瓶の中に入れたりして,声を出したら取ってあげるなどの機会を設けます。 こどもが楽しめることを利用するというのも良いです。高い高いやこちょこちょなどを行い,いったん中断して,こどもが「たーたー」などと言ったら再開するなど。こちらが「あー」と言って,こどもが「あー」と言い返すことができたら高い高いをするなどにより,発語の頻度を増やし模倣の練習にもなります。 逆模倣という方法もあります。こどもが少しでも声を出したら,すぐに真似をして言い返してあげます。逆模倣によって発語の頻度が増えるという研究報告があります。 楽しい場面や要求場面をたくさん設け,様々な刺激を用いて,まずはとにかく発語の頻度を増やしていきます。ことばが出にくいこどもは放っておくと1日中声を出さなかったり,極端に発語の頻度が少ないことがあります。また周囲も声を出さなくても良い環境を作ってしまっていることがあります。どんどん声を出させ,積極的に反応を返し,発語の頻度を増やしていきましょう。 <<前の頁へ 次の頁へ>> 行動的支援勉強ノート 目次 参考図書 おすすめ図書 みどりトータルヘルス研究所 こども行動療育教室 みどりトータルヘルス研究所 カウンセリングルーム |
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