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 行動的支援勉強ノート2 

 習い事について


  運動や楽器,レクリエーションなどこどもの習い事はたくさんありますが,障害の種類や程度に関わらず可能な範囲で習い事に参加することを勧めています。いろいろ試してみて,こどもが嫌がらずに参加でき,こどもの成長に少しでもつながる経験が積める様であれば良いでしょう。もしこどもが強く嫌がる様であれば,別の習い事を考えたら良いので,どんどんチャレンジしてみることも大切です。

  習い事をすすめる理由は大きく2点あります。
第1に,社会的学習の機会を得ることができる点です。ルールを守る,順番を守る,人との距離感やかかわり方などの対人スキルを養う,雑音や感覚など様々な刺激に慣れる,スケジュールの変化に慣れる,など色々な社会的学習の機会を得ることができます。また,習い事の種類によっては,注意力や集中力,体力やバランス感覚といった能力の向上にもつながります。

  
第2に,将来の余暇活動につながる可能性があるという点です。成人してから新しい活動に参加したり,余暇活動を拡げていくことは容易ではありません。こどもの時から楽しんで取り組める活動を拡げていくことで,将来の余暇活動,QOLの向上,心身の健康につながります。

  何もせずリラックスできる時間も大切なので,確保する必要はあります。こどもがストレスを感じ過ぎないように注意しながら,充実した日々が送られるように習い事や活動を積極的に考えてみてください。障害があっても参加できる活動はたくさんあります。また,こどもがすごく楽しそうに参加できていなくても継続することでスキルが向上し,楽しみを見出せる可能性があります。そのため嫌がらず参加できていたら,ある程度の期間継続して参加してみても良いと思います。

  保護者の中には,こどもが問題行動を起こして迷惑をかけたらどうしよう,拒否されてしまったらどうしようと心配されて,二の足を踏んでしまう方がいると思います。障害のないこどもが参加しているような習い事であれば,大丈夫かな?と心配されるでしょう。けれども,こどもの成長に大切なことは様々な経験を通してできることを増やしていくことなので,習い事がこどもの成長につながるようであればチャレンジした方が良いと考えます。事前にお子様の様子をしっかり伝えて,相手方が受け入れてくれなければ,「仕方がないか」と切り替えて次の所を探しましょう。

  集団の中でお子様だけ参加できなかったり,周りに迷惑をかけることがあれば,暗い気持ちになったり,周りの保護者の目が気になることもあると思います。しかし,それらを気にすることは良く分かりますが,理解のある保護者や支援者もきっといます。最初はばたばたして参加できなくても,経験を通して徐々に参加できる時間が増えてくることも多いので,少し長い目で見てあげることも大切です。

 
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