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 多動や衝動性をコントロールする力を養う

 こどもの弱い点を理解する


  ADHDに関連する困難さを抱えたこどもは,集団生活や日常生活で様々な問題行動を示したり,保護者の言うことを素直に聞くことができなかったりすることがあります。保護者はこどもの行動が理解できなかったり,がっかりしたり,腹が立ったり,育て難さを感じることが多いのではないでしょうか。

  こどもの多くの問題行動や対応が難しい言動は,障害などに起因するこどもの弱い点が影響していると考える必要があります。実行機能(特に抑制する力の弱さ)やスキル不足といった点です。つまり100%こどもは悪くありません。この弱さが理解できていないと,やる気がない,ふざけている,「なんでできないの!」と腹が立って怒ってしまいます。

  特にADHDのあるこども達の問題行動は,『時間が来ても用意ができない』,『約束をしたのに守ることができない』,『宿題に取り掛かるのが遅く,すごく時間がかかる』,『好きなことへの取り組みは良いが,興味のないことはしない』というように,「がんばったらちゃんとできるのに!」と思われるような行動が多いです。これらの問題は,性格ややる気の問題と思われやすく,保護者や支援者は感情的に対応してしまうことがあります。家庭の雰囲気も悪くなり,こどもとの関係も悪くなってしまいます。

  実行機能の弱さなどから,『やらないといけないことが分かっていても上手くできない』ということがADHDのこども達が抱える問題をよく表しています。こどものやる気や性格が原因ではなく,障害からくる弱い点が原因であることをまず理解し,かといって無条件に受け入れるという訳では無く,弱い点を応援しながら教育的に伸ばしていくという姿勢で日々関わっていきましょう。

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