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いじめの問題

  
二次障害 1

  
二次障害 2

   コラム:やられたらやり返す?

  
園や学校での支援 1

  
園や学校での支援 2

  園や学校での支援 3

  
園や学校での支援 4

  
ルールを決めて,
         守るということ1


  ルールを決めて,
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  ルールを決めて,
         守るということ3


   コラム:ゲーム時間を管理する

  ルールを守ることと衝動性

  ルール関連のまとめ 1

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  登校渋りの予防と対応 1

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  日々の生活で社会性を伸ばす
  :SST


  性格と問題行動 1

  性格と問題行動 2

  成人の方への支援

  問題を解決する力を養う




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 軽度知的障害やその他の発達障害のあるこどもの支援

 成人の方への支援について
 

  成人の知的障害,発達障害のある方の相談を受けることも良くあります。家庭内暴力や事業所での暴力,人間関係の問題など様々な問題を抱えている方がいます。

  成人の方への支援では,子どもへの支援と同様に関係作り,教育的支援,環境調整が大切となりますが,成人の方特有の難しさも考慮していく必要があります。

  関係作りは成人の方の場合特に大切で,前向きに継続して相談に来られ,自身の困りごとを自身のコミュニケーションスキルの範囲で隠さずに話し,こちらの話を素直に受け入れる関係を作らなければなりません。関係作りと並行して,その方の性格や考え方,問題解決スキルなどを把握していきます。関係ができていないと,どのような支援を行っても上手くいかないと思います。

  成人の方に対しても教育的支援は大切です。私が成人の方の支援を行う時に良く感じることは,『教え切ってもらえていない』ということです。今まで様々な人が教育を行い,現在も多くの人が支援に関わっていると思いますが,多分指導が難しくて断念されたり,適切な教育的支援が受けられなかったこともあるのだと思います。

  知的障害や発達障害の方への教育的支援は難しく,時間がかかることがあります。年齢が上がるほど,柔軟に受け入れ,学ぶことが難しくなることもあります。同じ失敗(暴言や暴力など)を繰り返したりすると,支援者は教えることができないと諦めてしまうこともあるでしょう。また学齢期が過ぎると,そもそも教育を受ける機会自体が得られないことがあります。

  しかし,時間をかけて繰り返し繰り返し,根気強く教え続けることで,成人であっても適切な行動と考え方を学ぶことができると私は考えています。良いこと悪いこと,自分の行動の結果どのような状況になるか,周囲の人や保護者がどう思うか,周りはどのように振舞うことを望んでいるか,混乱したときにどのように対処したら良いか,どのように手助けを求めたらよいかなど。これらから何点かピックアップし,自分の力となるまで(スキルを獲得するまで)繰り返し根気強く教え続けていきます。

  例えば家庭内暴力であれば,暴力をふるうことで家族と暮らすことが難しくなること,今の楽しい活動ができなくなること,警察に捕まることがあること,保護者の気持ち,イライラする原因,イライラしたときの対処,暴力を振るわなかった時の周りの評価や気持ちなどを繰り返し教えていきます。

  否定的な考え方が多ければ前向きな考え方を教え,人と比較することが問題につながっているなら自分なりに頑張ることが大切であることを伝え,自己評価が高すぎたり低すぎたりするならば適切な評価の仕方を教えます。ご本人に分かりやすい例などを用いて,繰り返し教えています。

  その過程で同じ失敗を繰り返してしまうこともありますが,それでも諦めずきっと変わることができると信じて教え続けていきます。0か100かで考えずに,徐々に問題が減ってきたり,徐々にコントロールできるところが増えてきていることに注目し,フィードバックしていきます。

  そして環境調整として,関わる人たちと可能な限り情報を共有し,支援の統一を目指します。問題行動が起こりにくい環境づくりと,問題行動が起こった時,適切な行動が起こった時の対処,普段の接し方や声のかけ方について共有していきます。

  成人の場合,こどもより時間がかかることがありますが,それでも根気強く教育的な支援を行うことで,徐々にではありますが行動や考え方は変わってきます。激しい暴力行動でも抑うつ行動でも少しずつ変わってきます。

  様々な問題を抱える成人の方への支援では,支援者ががっかりしたり,諦めたくなる状況は多々あると思います。それでも諦めず,チャンスを何度も提供し,根気強く教え続けることが,基本的なことですが最も大切なことだと私は考えています。


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