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 軽度知的障害やその他の発達障害のあるこどもの支援

 性格と問題行動1  性格と問題行動を分けて考える


  こどもが示す問題行動やわがまま行動のために、親子関係や家庭の雰囲気が悪くなっていることがあります。園や学校で問題児としてレッテルを貼られてしまっているお子様もいます。もし、こどもが示す問題行動やわがまま行動が一因となり、親子関係や児童との関係が悪くなっている方がいたら、こどもの性格や人格と問題行動を分けて考えると少し見方が変わってきます。

  例えば、片づけが苦手なこどもがいるとします。玩具で遊び部屋が散らかったときに、保護者が「お部屋片付けて」と言っても中々片づけが進まず、「早く片付けなさい!」と叱責することがあります。そういうことが続くと、保護者も腹を立てこどもに強く当たり,こどももより反抗的な態度を示す様になります。

  別の例では、こどもが激しいかんしゃくを示したり、物を壊したりすることがあります。保護者に悪態をつくことがあるかもしれません。その場合、保護者は強く叱責したり、やりとりがエスカレートして、家庭の雰囲気が悪くなってしまうこともあります。

  人は行動を見て、その人の性格を考える傾向があります。例えば、電車で席を譲っている人を見て、親切な人だなと思うかも知れないし、スケジュール帳を詳細に書いている人を見て、きっちりしたまじめな人だなと思うかも知れません。逆に、提出物をいつも期限内に出さない人がいれば、適当な人、不真面目な人と思うと思います。

  先ほどの部屋の片づけをすぐに行わないこどもの場合、『言うことを聞かない子』、『わがままな子』、『反抗的な子』、『ルールを守らない子』とこどもの性格を考えてしまうことがあります。しかし、例えばこどもに注意の問題があり、持続して全ての片づけを行うことが難しかったり、片づけ中に他の事に注意が逸れてしまったり、遊びから片付けに切り替えることが難しかったりして、片づけが進まないのであればどうでしょうか?そして、部屋を片付けることが保護者の考えるよりもこどもにとって労力のかかることであれば、こどもがサッと部屋を片付けられなかったり、片付けることに抵抗を示しても、おかしくないのではないでしょうか?
(人は労力のかかる行動〔専門的に言うと反応努力の大きい行動〕は中々自発的に行われず、維持され難い)。

  つまり人は、『声をかけても部屋をなかなか片付けない』というこどもの行動を見て、こどもの性格を『ずぼら、わがまま、反抗的』と考えてしまうということです。しかし、上述のように、障害の特性として部屋を片付ける行動が起こり難かったり、最後まで片付けるのが困難なこともあります。それはこどもの性格とは全く関係ないと私は考えます。例えば、盲目の人に向かって、「なぜ見えないんだ!」と怒ったり、「見る気がないだけ」と考える人はいないと思います。それと同様に、注意や衝動性の問題のため、片づけが上手くできないこどもに対して、『性格がわがまま』と考えるのは理不尽であり可哀想です。

  障害の特性のため上手くできないことがあれば、叱責するのではなく、適切な行動を強化して、教えてあげなければいけません。こどもの性格に問題があると考えるのではなく、まずは、自分の指示の出し方、指示の内容や困難さ、日々の関わり方やこどもがぐずった時の対応方法に問題が無いかを考えるべきです。

  例えば、9割方保護者が片付けを行い、最後の少しをこどもにサッと片付けさせて、しっかり褒めてあげるというところから始めても良いでしょう。食事が遅い、服を汚す、口答えをする、友達に乱暴をする、嘘をつく、宿題をしない、チャイムが鳴っても帰ってこない、など様々な困った行動を示すことがありますが、障害の特性としてそれらの困った行動を起こしやすい傾向があったり、適切な行動を私たちが強化できていなかったりする可能性があります。

  個人攻撃の罠を『行動の原因を環境に求めることのメリット』でも解説しましたが、こどもが示す問題行動を障害特性やABCの三項随伴性の枠組みで客観的に捉え、教育的な視点を持つことで、こどもとの関係を改善できることが多くあると思います。





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